日本のテレビ番組で取り上げられる日本礼讃の意味について考察

2017年9月21日

最近テレビでは「海外から見た日本がいかにすばらしいか」を紹介するテレビ番組が多いですよね。

私はテレビを見るといえばニュース番組くらいしか見ないのですが、付けっぱなしにしていると日本の良さを褒めちぎる番組の宣伝があって、それを見るたびに「またやってるよ…」という苦虫を噛み潰した気分になるのです。

 

日本は海外からそれほど受け入れられていない

 

私はテレビ局の人がなぜこのような番組を好んで流すのかわからないし、なぜこのような番組を見る人がいるのもよくわかりません。

はっきり言って、海外の人は地図で見たときに日本がどこにあるかもわかってない人が結構多いし、近隣の韓国・中国と文化を混同している人が大多数です。

日本のよさをわかっている人はかなりの少数であって、理解している人はかなりの日本通です。

テレビで見たときにはいかにも大多数の外国人が日本がすばらしい国だと思っているかのような報道のしかたで、これはかなりのバイアスがかかっています。

私はドイツに住んでいますが、そこで知り合った外国人と話をしていると、「日本は日本製品の品質が素晴らしく高いけれども、クレイジーでキッチュ(意味のないもの)なものが多いので理解することがが難しい」という意見の人が多かったです。

ドイツでも日本製品は壊れにくく長持ちするという理由で高い評価はあります。特にドイツ人の価値観は質実剛健なものを好むため、日本製品はドイツ人の価値観と合致するものだと私は思っています。

SONY, YAMAHAなどの電化製品は普通に見かけますし、車もフォルクスワーゲン、アウディ、BMWといった国内自動車産業が根付いているにしては、日本のTOYOTAや日産、MAZDAなどの日本車を所有している人もそこそこいるのでかなり健闘していると思います。

あとはやはり漫画やアニメといったソフト産業です。

つまりモノづくりに対しては高い評価であるのに対して、文化面に対してはそれほど理解している人は少ないという印象です。

 

日本礼讃の番組が日本で人気な理由

 

私は日本を褒めちぎる番組がもてはやされている理由として、「日本人は自らがどう捉えられているか気にしすぎる」というのと「自らに対して自信がないために褒められると嬉しい」ことが挙げられると思います。

褒められれば単純に嬉しいですよね。私も単純な人間なので他人から褒められるとかなり嬉しいです。

でも褒めるということは同時に、褒める対象に対してなんらかの見返りを期待しているという側面もあります。

これがわからないと簡単に相手の根拠のない意図に飲み込まれてしまいます。今回のテーマでいうと、テレビ局が視聴率を上げたいがための戦略にはまってしまうということです。

先ほども述べましたが、日本は海外の人にそれほど受け入れられていません。事実ではないことを事実と誤認することは、考えることを放棄していることと一緒です。

 

 

バイアスに気づくことで無駄な思考を排除できる

 

日常でも様々なバイアスが満ち溢れています。それに対して自分がどう思うか、自分自身の意見をもつことでブレなくなり自分の欲求に対してより正直になることができる。

他人の意見に惑わされることで自分の欲求が見えづらくなります。

なので、自分が気になってしょうがないテーマについては「なぜ他人がそう思うのか?」「その根拠はなにか?」「自分はどう思うか?」を軸に考えることによってより精度の高い考え方をすることができます。

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