知っておいたほうがいいかも?海外生活のネガティブな面

2017年12月10日

Cassini(@cassini0720です。

海外に住んでから1年半が経とうとしていますが、海外の生活は日本の生活とは異なる苦労があります。

海外の生活というとなんとなくキラキラしたイメージを持つ方も多いと思いますが、慣れてしまえばただの「日常」になってきます。最初面白いと思ったこともそれが当たり前になってしまいます。

日本でもどこでも同じですが、インスタなんかで見かける”映える”写真はあくまでも日常の一部を切り取っているものであって、大抵の時間は地味〜な感じで進んでいくのと同じです。

海外生活のネガティブな点ってあまり語られていないような気がするので、海外生活は短い私ですが、「海外生活のネガティブな面」を書いてみたいと思います。

 

重要なものをなくすと手続きが大変。日本から送れないものもある

 

まず、私が一番不便に感じているのがこれ。

私が経験したことで一番厄介だったのが、日本の銀行のカードを紛失したときです。

海外で日本の銀行カードを紛失してしまったときは、不正利用を防ぐためカードの利用を停止することはできますが、セキュリティ上の問題で再発行したカードを海外へ発送まではしてくれません。日本の銀行カードは基本的に国内での利用が目的で、海外での利用はあくまでも旅行や出張などの一時的なものとされているからです。

 

私はチュニジアに旅行へ行ったときに銀行のカードを紛失してしまったので銀行に問い合わせたのですが、「再発行したカードは登録されている日本の住所にしか送付できません。海外への発送はできません」の一点張りでした。まぁ、しょうがないですよね。紛失の原因は解決してないので憶測ですが、ホテルの部屋に財布を置いていたのを外出時に盗まれた線が濃厚かなと思っています。

 

私は結構用心深い性格で大事なものは紛失したりしないのですが、いくら気をつけていても忙しかったり何かに気を取られていると、慣れない海外では簡単にスリのような犯罪被害に遭ってしまいます。

日本の銀行カードの再発行申し込みができるのは日本に帰国した時になります。日本の銀行カードは日本国内で使われることが原則なので、海外で銀行カードが紛失したら利用停止措置くらいしかありません。

 

実家に再発行したカードを送ってもらって実家から海外へ送ってもらうという賭けもできなくはないですが、危ないやり方なのでおすすめはしません。帰国してから自分で受けとったほうがいいでと私は思います。

 

家族仲が悪い、もしくは家族の理解がないと詰む

 

普段から家族と連絡を取り合わない仲だと、日本から何か急ぎで書類やモノを送ってもらいたいときに苦労します。

 

私は昔から家族と折り合いが悪く海外に行く直前まで音信不通だったので、その禍根が未だに残っています。何か頼みたいとしてもきっと面倒くさがってやってくれないだろうなと思ってます…。

 

(海外へ行く前、会社を辞めてすべての手はずを整えたあとに数年ぶりに電話をかけてドイツへ行くことを伝えたので、親からすれば寝耳に水だったと思う)

 

また連絡手段も電話でしか取れない上に、「(私の)ドイツの携帯に電話をかける方法がわからない」と言っているので完全に「詰んだ」って感じです。それくらい調べてほしい。

 

おまけに両親にとって電話は「通話するための電話」であって、LINEのようなチャットやメールもしませんし、Skypeもしません。そもそもする気もありません。ネットで調べることもしません。

 

今時電話だけしか連絡手段がないってどうなんだろうと思うけど、高齢の親に色々新しいことを覚えろというのもこちらのエゴなので特に何も言ってません。時差もあるし、向こうも仕事で電話を取れないときがあるので、いつもすれ違いになって連絡自体を諦めます。そして「今度帰国するときに自分でやったほうが早い」という結論に至ります。

 

日本から何かを送ってもらいたいと思っても、「たぶん送り方がわからないだろうし、一から説明するの面倒くさいな」と思うので基本的に海外発送対応のECサイトで買ってます。

 

一度だけ国内発送しかできない商品を買う必要があって、そのときだけ嫌々ながらも親に発送するよう頼みましたが、口頭で住所を言おうにも海外にまったく縁がない親なのですべての指示を書いた手紙送りました。最初から親に頼るつもりはなかったけれども、このときばっかりはちょっと情けなくなりましたね。

 

私が長期的な海外移住を決めかねているのがこういうところです。親をアテにしているわけではないですが、緊急時に困るのはこういうところです。

 

日本のコンビニが恋しくなる

 

ドイツにはSpätkauf(シュペートカウフ)というコンビニに近い個人商店がありますが、ちょっとしたスナックやドリンク、新聞や雑誌といったものしか置いてないうえに営業時間もまちまちです。

 

夜中起きてるときにちょっと何か飲みたいとか食べたいとか思ってもSpätkaufが閉まってたり家に何も買い置きがないと我慢せざるを得ません…。まぁ無駄遣いしなくていいかと前向きに考えてはいます。

 

日本食が恋しくなる

 

 

海外に住むと現地の食文化に合わせてしまう人となんとかして日本食を食べたい人がいますが、私は完全に後者です。1週間に1度くらいの頻度ですが、日本食らしきものは作ります。なんとか日本食に近づけて作ることもできますが、食材が手に入りづらいのは否めません。

 

アジアスーパーはたくさんあるわけではなく、置いている種類もそれほど豊富ではありません。手に入るもので「日本食に近いモノ」は作ることができますが、これがあったらいいのにな、こうできたらいいのになという物足りなさは常について回ります。もちろんお金をかければ食材を揃えることはできますが、そこまでして作りたくないというジレンマ…。

 

ドイツには日本食でよく使う薄切り肉はスーパーで売られていないので、もし欲しいとしたらMetzgerei(メッツゲライ)というお肉屋さんに行って薄く切ってもらうか、自分で叩いて伸ばすかという方法しかありません。あと鶏もも肉も骨つきでしか売ってませんね…。日本食を作るには食材を揃えるだけで一苦労です。

一番てっとり早いのが日本食レストランに行くことですが、ほとんどの海外の日本食レストランは高いので頻繁には利用しません。

食に関しては諦めが結構多いかなと思ってます。「なんか色々足りないけど、まぁいいか」って感じになります。

 

細かいニュアンスが通じない時は孤独を感じやすい

 

日本人って良くも悪くも相手のことを察することができるので、多くを語らなくても大方はわかることがありますよね。(相手のことわかってるつもりで全くわかってなかったりもしますが)

 

私は海外に来てから日本人の方と付き合うことがほぼないですが、日本人以外と会話してて細かい感情のニュアンスを伝えたい時に、うまい言葉が見つからなくてもどかしい思いをすることがあります。大して重要な場面でなければ適当に流すことができますが、これが積み重なっていくと結構辛いかもしれません。

 

治安は日本ほど良くない

 

 

家から一歩出ると即警戒したほうがいいくらい治安は良くありません。

置き荷物をしても滅多にスリにあわないのは日本くらいだと思います。私はベルリンで1回スリ被害に遭いかけたことがあります。重いスーツケースをエレベータで運んでいた時に、「手伝いましょうか?」と言ってきた足の悪い男性がいましたが、何かが触れた感触がして振り返ると私のハンドバッグを漁ろうとしていたところを目撃し、私が大声を出したら「ごめんね」とヘラヘラ笑って穏便に済ませようといました。

 

その時は未遂だったし、警察に突き出すことはしませんでした。善悪の基準で言えば彼が行ったことは明らかに悪ですが、被害はなかったのでスルーしました。たぶん彼はそうやってしか生きていけないんでしょう。

 

その時は気付いたのでことなきを得ましたが、チュニジアでは銀行のカード紛失だったので深刻でした。こういうことがあるので、資金は幾つかの銀行に分散していた方が良いですね。そして、それぞれの使い方を渡航前に把握しておくことも大事です(渡航してからだと対応できないことが結構あります。海外送金の手続きとか)。

いろんな手口の犯罪が起こるので、常に警戒意識を持っておかないと簡単に被害に遭ってしまいます。

 

最後に

私が感じている海外生活のデメリットはこんなところです。

海外生活は楽しいと思うこともありますが、様々なデメリットは理解しつつも妥協しながら生活しているという感じです。

人によってどこが不便か感じ方は様々だと思いますが、海外生活はいいところだらけではないということが少しでも伝われば良いかなと思います。

今のところ私はドイツで生活するのはデメリットを差し引いても楽しいですが、滞在する必要がなくなったら帰国するか別の国で暮らそうと思っています。不満を持ちつつ長年暮らすのも違いますしね。

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