ドイツ映画は面白い!おすすめのドイツ映画

2017年12月25日

 

ドイツ映画が大好きなcassini(@cassini0720です。

 

私はドイツに来る前からドイツの映画や本などが好きでした。

 

そもそもドイツにはまるきっかけになったのがフロイトの精神分析の本を読んだことでした。図書館に「精神分析入門」という分厚い本が何冊も置いてあって、たぶん中学生くらいの時に読んだと思います。

 

ついでにもっと遡ると、ドイツに興味を抱いたのはナチスドイツがした行いの残虐性についてでした。

 

この時は多分小学生くらいでしたかね。その時は「こんなひどいことがそう遠くない昔にあったんだ」という感想を抱いた記憶があります。それがドイツに対しての第一印象です。

 

 

それからというものドイツ自体に興味を持ち始め、TSUTAYAなんかでドイツ映画を発見すると借りて観たものでした。

 

「ドイツ語の響きがなんかかっこいい」というふんわりした第一印象を抱いたためさらにドイツのことをもっと知りたい!と思うように。

 

ハリウッド映画や日本映画なんかも良作はたくさんありますが、ドイツの映画は見た後になぜか心に残るものが多く考えさせられるようなものばかりでした。

 

というわけで、今回は私が観たドイツの映画の中で面白い!と思ったものをご紹介したいと思います。なるべくネタバレしない程度にコメントも添えていきたいと思います。

 

4分間のピアニスト(原題:Vier)

 

ストーリー:老いた女性ピアニストが刑務所のピアノ講師として派遣されるところから始まる。そこで出会った一人の女囚は、元天才ピアニストだった。

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刑務所が舞台ということもあり少々荒々しいシーンもありますが、美しいピアノの演奏シーンとのミスマッチさが際立っている作品。シューマンの曲がよく登場します。

これをきっかけにiTunesでサウンドトラックを買ってしまいました。

ラストは必見!

 

エス(原題: das Experiment)

 

 

 

ストーリー:ある日、新聞を眺めていると一つの広告に目が留まる。

それはある実験の参加者を募る広告だった。その実験とは、刑務官と囚人に分かれることで実験対象者の心理状態や行動を観察するものであった。アメリカ・スタンフォード大学で実際に行われた実験をベースに描かれている。

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この実験は実際に行われたもので、実験で禁止されていたにも関わらず被験者に暴力を用いる者が出たため中止となりました。

「普通の人間に権威を与えることによって、人はどのような行動をとるのか」というのがこの実験のテーマでした。

 

これを調べている途中に、スタンフォード監獄実験のページを見たんですがミルグラム実験から派生したものという説明があったので「おお…」となってしまいました。

 

ちなみにアイヒマンのミルグラム実験(アイヒマン実験)の解説はこちらのサイトがわかりやすいですね。

世界を震撼させた驚愕の心理戦『ミルグラム実験』とは

人間の暴力性について考えさせられる作品です。

残虐なシーンも出てくるので苦手な人にはお勧めできません。

 

善き人のためのソナタ(原題:Das Leben der Anderen,)

 

 

冷戦中のドイツ・ベルリンが舞台。西ベルリンと東ベルリンに分かれていた当時の様子が描かれている作品。

ドイツが東西に分断されていた時代は、人やモノの行き来が自由にできなかった。同じドイツ人といえども、お互いが裏切り者でないか監視し合うような社会だった。

主人公はドイツの国家機関であり当時国民には非公表であった警察・諜報機関シュタージ(Stasi)に属していた。

反体制派と言われるある作家の生活を監視するようになる。そこで主人公が作家の生活を盗聴して耳にしたのは、美しいピアノの曲であった。

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ドイツの東西分裂当時の様子がうかがえる作品です。

 

ちなみにベルリンには「チェックポイント・チャーリー」という観光名所があります。冷戦時代、ベルリンが東西に分かれている境界線上に検問所が存在していました。

 

検問官はアルバイト(たぶん)

 

私も行きましたが、歴史が好きな方はベルリンに訪れた際に行ってみる価値ありです!

 

カリガリ博士(原題:Das Kabinett des Doktor Caligari

ストーリー:町にカーニバルがやってきた。主人公のフランシスは友人と共にカーニバルへ出かける。

カーニバルでは「眠り男」という見世物が行われていた。眠り男はチェザーレという名前で、箱の中で何十年も眠り続けていた。この見世物を仕切っているのはカリガリ博士という狂った医者であった。

カリガリ博士はチェザーレがどんな質問にも答えられると謳っていた。そこで主人公の友人が自分の寿命をチェザーレに質問すると、チェザーレは「明日の朝」と答えた。

友人は次の日の朝何者かに殺害されていた。それからというもの、町で連続殺人が起こるようになる。

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古いドイツ映画で、白黒の映画ですが、十分に不気味さを感じることができます。ゆがんでいたり斜めになったセット、音楽などが落ち着かなさを助長させています。

 

字幕のみで出演者はセリフを言ったりしないのに、不気味さを感じるところがとても不思議。

 

映画のラストを見た時は「??」という感じでしたが、わかった時は衝撃を受けると思います。

 

“Du musst Caligari werden!”

 

この意味は映画で出てきますので是非見てみてください。

 

グッバイ、レーニン!(原題:Good Bye, Lenin!)

 

ストーリー:主人公であるアレックスと彼の一家は東ベルリンに住んでいた。しかし、彼の父は西ベルリンへ一人亡命してしまった。

ある日アレックスは反体制デモに参加し、それを偶然見た母親はショックのあまり倒れた挙句昏睡状態に陥ってしまう。もう目覚めないかと思われたが、母親はベルリンの壁が崩壊し東西ドイツが統一した後に奇跡的に意識を取り戻す。

アレックスたちは母親にショックを与えないために、行く先々で嘘をつき続ける。

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こちらも冷戦をテーマにした映画です。

一見重そうなテーマですが、嘘をつき続けることで母親に東ドイツと西ドイツがまだあるということにあくせくする主人公たちを見ていると割とコミカルな作品だと思います。

 

Was hat uns bloß so ruiniert

 

 

ストーリー:仲の良い3組の”イケてる”カップルが同じ時期に子供を持つことによって、パートナーとの関係性ややりたいことが変化していくという話。イマドキの恋愛観や育児が垣間見える作品。

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これはこの前ドイツに戻る途中に飛行機で観た映画です。映画を見ていた時はドイツの映画だと思っていましたが、公式ページを見てみるとオーストリア・ウィーンを舞台にした映画でした。

 

全てが映画に登場するような人ばかりではないと思いますが、映画を見て思った感想が「いるいる、こんな感じの人w」でした。

 

ファッションとかライフスタイルも今ドキのヨーロッパ人(映画にはフランス人やイタリア人も登場する)って感じで、面白く見ていました。

 

ちなみにドイツでは結婚にそれほど縛られない人が多く女性が自立しているため、合わなかったら別れるということを結構すんなり決めてしまいます。

 

この映画でも結婚そのものには触れられておらず、むしろ子供を持つことによる関係性の変化について焦点が当てられていたので、結構リアルに感じられました。

 

まとめ

 

ドイツ映画は見終わった後に考えさせられるような作品が多いと思っています。

 

これをきっかけにドイツに興味を持ってくれる人がいたら嬉しいです!

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