ドイツ人は音にうるさい?ドイツの静寂時間Ruhezeit

Cassini(@cassini0720)です。

ドイツへ戻る日程がやっと決まりました。^^

これから本格的に夏ですが、ドイツの夏は湿気が少なくて夜9時くらいまで明るいので、過ごしやすく街の雰囲気も和やか。短いドイツの夏を楽しみたいと思っています。

 

さて、私がドイツに暮らして面白いなと思ったことのひとつに、ドイツ人の「音」に対する考え方があります。

ドイツ人は暮らしの中に静寂を求めています。

ドイツで暮らしていると、よく森の中を散歩をしている人を見かけます。かくいう私もリラックスしたいなという時は森の中へ散歩しに行っていました。

 

スイスで19世紀に活躍した画家であるアルノルト・ベックリンの「死の島(Die Toteninsel)」という不気味な絵がドイツ人にうけているように、静謐(せいひつ)さ、静寂さを価値のあるものとみなして守っているようなところがあります。

「死の島」は葬儀について描かれている絵です。この絵を見ても分かる通り、色調は暗く、絵からは音というものが全く削ぎ落とされているかのような印象を受けます。

ドイツ人はこの絵に「癒し」を感じるそうです。

By アルノルト・ベックリン – 1. 不明2. The Bridgeman Art Library, Object 83823, パブリック・ドメイン, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1690675

 

参考:【完全解説】アルノルト・ベックリン「死の島」

 

ドイツ独特の文化?静寂時間 Ruhezeit

おそらく地域によるところが多いと思うのですが、ドイツには静寂時間帯 Ruhezeit(ルーエ・ツァイト)というものがあります。

この時間帯は掃除機や洗濯機といった大きな音を出すものを使ってはいけません(料理はOKらしい)。

時間でいうと、12時〜15時くらいと、22時以降〜早朝が静寂時間です。

また、日曜日はキリスト教の影響で安息日とされているので、基本的には「何もしない日」です。

ドイツには閉店法という法律があり、日曜日にはカフェなどの飲食店以外はどのお店も営業していません。日曜日はリラックスして過ごす習慣があるので、日曜も掃除や洗濯といった家事はしません。

 

地域によって異なる?

私が最初に暮らしたのがハンブルクで、一緒に住んでいたルームメイトがこの静寂時間について教えてくれました。

とある日、部屋の掃除をしようと思って12時くらいに掃除機をかけていると、ルームメイトが血相を変えて「何やってるんだ!?今静かにしてなきゃいけない時間だから掃除機は使ったらダメだよ!」と言ってきました。

「は?何それ…いつ掃除機かけようが問題ないでしょ」

と思ったものの、ドイツの文化ならしょうがないか…と受け入れたわけです。

 

しかしベルリンでは一転、このことについてはルームメイトから全く言われませんでした。

ベルリンでルームシェアしていたのはケルン出身のドイツ人女性だったのですが、彼女は静寂時間について何も言わないどころかその時間帯でもお構い無しに掃除機や洗濯機を使っていました。

ハンブルクで色々我慢していたのは何だったんだろう…

ベルリンはいろんな人種がいるので、おそらく騒音に関しては他の地域と比べるとかなり寛容なんだろうなと思います。

一つだけ共通していたのが、どちらのルームメイトも足音に関してはすごく気を遣っていたことです。

家の中でもすり足で歩いていたので「忍者か?」と思ったほど。

どちらも恰幅のよい男性とふくよかな女性だったのですが、音に対しては非常に繊細でした笑

 

というわけで、これからドイツに住む人は音について気をつけたほうがよいでしょう。

スポンサーリンク